「小松左京展」記念講演 かんべむさし「神戸・人・小松左京」

「小松左京展」記念講演。眉村卓さんの回に続いて、かんべむさしさんの講演「神戸・人・小松左京」を聞きに行って来ました。
最近はちょっと涼しい日が続いていたので、多分前回よりは涼しくて、歩くのも楽だろうと思っていましたが、この日も負けず劣らず暑い日になりました。
午前中はミント神戸で映画を見て、午後1時ごろ、神戸文学館へ向かう頃には道路が濡れていました。雨が降ったようです。この頃大阪はゲリラ豪雨だったとか。多少は気温が低くなっていたのですが、1時30分開始だと思っていたので、遅れないようにと速足で歩いたので、汗びっしょり。
結局、始まる時間は僕の勘違いで、2時でした。
講演の内容は例によって、雫石鉄也さんのブログ「とつぜんブログ」に詳しいのでご覧ください。

「とつぜんブログ」にも書かれていますが、かんべさんのお話の中に「江戸時代の北前船をあつかう大店の話」が出てきました。
これはかんべさんが桂米朝さんの落語「兵庫船」の枕で聞いて初めて知ったと言われました。
実は僕、前回も今回も電車で移動中はアイポッドで「桂米朝上方落語大全集」を聞いていました。というか、普段から散歩の時は半分は音楽、半分は米朝さんを聞いていますね。
だからかんべさんのお話にこの話題が出てきたのがうれしかったんです。もちろんこの「兵庫船」も何度となく聞いていました。
雫石さんの文章に、もう少し付け加えると、この大店の名前は「北風」と言います。ある日何かの事故があって、大名行列がストップしてしまい。この北風に100人前のご飯を揃えてもらいたいと言う要望が来る。すると即座に100人前の冷や飯が届いた。冷や飯と言うところがこの話のすごいところ。温いご飯なら注文を受けてから炊いて持って行けるけれど、冷や飯は冷まさないといけない。100人分もの冷や飯が常に遊ばせてあったという事ですね。
そして、もうひとつ「こうたつ」と言う大きな料亭があって、ここがこの北風の宴会を引き受けられたと言うから大きな店に違いないという事で、この二つが柳原の名物だったと、米朝さんの「兵庫船」の枕で語られるエピソードです。

さて、講演が終わってまず僕は、サインをもらうべくかんべさんの所へ。
僕の本棚から持って行ったのは「笑い宇宙の旅芸人」でした。
日本SF大賞受賞作で、667ページもある大作です。
当日のかんべさんのお話の中で語られた氏の著書はこの本だけだったので、偶然にしろ良いセレクトだったと思いました。
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そしてこれがサインです。
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さてさて、次に僕は今回も来てらっしゃるはずの雫石鉄也さんを探そうとしました。
多分今日も彼の創作仲間と言うか、お友達もたくさん来ていて、見ればそれとわかる…そういうグループが出来ていると思って探しました。そのグループの中の一人をつかまえて「雫石鉄也さんはどなたですか?」と聞こうと思ったんです。
ところが、それらしいグループがない。
みなさんバラバラというか、グループかなと思ってもせいぜい3~4人ぐらいのグループでしかない。
例によって、大きな声で「雫石鉄也さんはいらっしゃいますか!?」と声を上げる勇気もなく。
今回もまた神戸文学館を後にしたのでした。
残念。

ところで、この日午前中に見た映画は「ツリー・オブ・ライフ」です。
あらすじ、感想はこちらに詳しいです。
やはりこれは家族の物語で「2001年宇宙の旅」をやってしまったと言う事なんでしょうかね。
でもなんかすっきりとはしませんでした。
エピソードもコマ切れで、感動しそうになると別のエピソードに代わるので、ストーリーで感動するような作品ではありませんね。
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昔見たNHKの芸術祭参加作品のドラマを連想しましたが、それを2時間半はちょっとつらかったかも。
途中で席を立つ人が結構ありました。
ラスト近くで、殆どの登場人物が塩湖に集まるシーンがありました。死んでしまった主人公の弟や子供の頃の主人公や現在の主人公。すべての登場人物が時を越えて一堂に会し、塩湖の上を歩きまわっているという場面。
撮り方によっては感動的だったんでしょうけれど、僕はちょっと白けてしまったんですよね。
みんながただ芸もなく歩き回っている感じがして。
この塩湖はテレビで見ると、地平線まで鏡のようで、ものすごくきれいな所だと思ったんですが、それがきれいに撮れていないし。
あまりお勧めはしませんが、「2001年宇宙の旅」がお好きな人は一度見てもいいかもしれません。
映像に浸るには素晴らしい映画でした。

所で、僕は映画館で映画を観たのは何年ぶりなんでしょ?多分「ジュラシックパーク」以来だと思います。
えーと、「ジュラシックパーク」が1993年?と言う事は8年ぶりと言う事ですね。
ちがう!18年ぶりではないですか。
長らくご無沙汰だったんですね。
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Commented by 春待ち りこ at 2011-08-29 22:30 x
残念。。。また、雫石さんとお会いできなかったんですね。
なんだか、リアルにお会いするまでが
ひとつのストーリーになりそうですね。
ひそかに、続きが楽しみに思っていたりして。

サイトーさんのブログの感想大会
受賞、おめでとうございます。
海野さんだと思ってたんですよね。。。実は。(^_^)v
Commented by marinegumi at 2011-08-31 11:05
りこさんこんばんは。
そうなんですよね。
どうしても会いたいと言う事なら、前もって連絡しておいて、「胸に赤いバラを着けていきます」なんて事をすればいいんでしょうけど。
そこまでして会って、何をお話すればいいかもわからないし、もし雫石さんがあまりしゃべらない、ちょっと怖そうな人だったら(笑)どうしようなんて、思ってしまって、なかなか積極的になれません。
それが僕の性格だからしょうがないと言えばしょうがないですね。

>感想大会
まさか選ばれるとは…ですね。
受賞者特典は、初心者の方だと、その人の作品をまるまる一本斎藤さんがリライト(書きなおし)してくださる所だったんですが、僕の場合は何かほかの物にしてくださるそうです。
リライトしてもらうと言うのもそれはそれで興味深いですけどね。
Commented by 川越敏司 at 2011-08-31 18:21 x
感想大会ですが、わたしも迷った末、賞品はサイトーさんによるリライトをお願いしました。

海野さんはじめ、作品にコメントをくださったみなさんの意見をみると、自分では想像していなかったような別展開の可能性などが指摘されたりして、それはそれはおもしろい経験をしたので、もう少しその余韻にひたろうかと思いまして。
コメントだけでなく、リライトするサイトーさんはさぞや大変でしょうが。
Commented by marinegumi at 2011-09-02 21:04
川越さんこんばんは。
あらら、このコメントに返信するのを忘れていましたね。
ちゃんと読んではいたんですが、気が付くと返信していませんでした。
僕もリライトをお願いすればよかったかな?
そうなんです。
斎藤さんは僕には必要ないだろうと、別の物を考えてくださっているようです。
どっちか選んでください、と言う事だったらリライトをお願いしたんでしょうけど。
by marinegumi | 2011-08-28 21:33 | わたくし事 | Comments(4)