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タイムマシンを作ったよ (2枚)

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ガラクタの機械の寄せ集めみたいなものが突然目の前に現れた。
我が家の居間のど真ん中にだ。
その機械は居間の天井よりもわずかに背が高く、天井がメリッと盛り上がっている。
部屋の真ん中ではなかったので買ったばかりのLED照明は何とか無事だった。
扉らしい物が開くと一人の若い男が顔を出した。
「初めまして。お元気ですか?」と、その男は言った。
なんかなれなれしい。
「誰ですか?」
「誰ですかって、やだなー水臭い。顔。似てるでしょ僕たち」
「そういえばそんな気もするが……いや、それよりあんた。いったいなんでこんな物を部屋の中に」
「やだなーあんたって言いぐさ。僕はあなたの玄孫(やしゃご)ですよ。ひいひいお爺ちゃん」
「ひい?なんだそりゃ」
「さっきタイムマシンを発明したので会いに来たんですよ。ずっと徹夜で、やっと完成させてうれしくてさ。初めてのジャンプがお爺ちゃんの所なんです。喜んでくれなくちゃ」
「しかしだなーお爺ちゃんって言われても、子供もまだ小学…」
「ヘークション!あれ?いけね。風邪ひいちゃったかな。なんせ、徹夜徹夜でさ。まあ、元の時代に帰れば風邪なんて、3分で治っちゃいます。それじゃーひいひいお爺ちゃん、また来ますね」
その機械はふっと消えてなくなり、天井の板の破片がぱらぱらと落ちてきた。
あっという間の出来事だった。
「ゆ…、夢だよな」

全く未知の新型インフルエンザウイルスのために、その年、世界中で950万人が死んだ



おわり



このオチって、けっこう書かれているのかどうか、検索してみましたがそれらしいものが見つからなかったのでまあ、いいかと(笑)

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by marinegumi | 2013-03-10 14:18 | 掌編小説(新作) | Comments(0)