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海野久実が掌編小説やら短編小説を書いています。タイトルの後に原稿用紙換算の(枚数)があるのが小説です。


by marinegumi
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遅刻常習女子 (2枚)

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なんだかとっても長い時間走っていたような気がする。
時間の感覚もなくなり、疲れてしまっていた。
やっと目の前に学校の建物が見えた。

廊下をゆっくりと歩いた。
今日はちゃんと遅刻をせずに済みそうだ。
いつもならドタバタと走ってばかりだけれど、今日はまだたくさんの同級生が歩いている。
その同級生たちはじろじろとわたしの方を見ている。
一体なんだっていうの?

教室に先生が入ってくる前にちゃんと自分の席に座っていた。
クラスのみんなが、珍しいこともあるもんだと言いたげな目を向けている。
やがて入ってきた先生までがそうだった。
わたしは微笑みを浮かべてその視線を受け止めた。
わたしだって遅刻をしないことだってあるんだからね。
先生は出席をとった。
よりによって先生はわたしの名前を呼ぶときにちょっと噛んでしまった。
教室に失笑が起きた。

ホームルームが終わり、一時限目は英語のはずだった。
でも入ってきたのは現代国語の先生だ。
時間割を見直してみると昨日の時間割だった。

あらららら。
ちょうど24時間遅刻してしまったらしい。



おわり



これで三日連続アップですね。
台風の影響もあり、仕事中に書く時間が出来たからですが、書けるときに書いておけと言う感じです。
書いたままアップせずに出し惜しみして保存していると、そのまま長い間忘れてしまったことがあるので即アップしています。

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Commented by りんさん at 2014-10-14 17:05 x
どれだけ走ってるんだか(笑)
何が何でも少女に遅刻させたくて、学校が魔法をかけていたのかもしれませんね。
Commented by 雫石鉄也 at 2014-10-15 13:41 x
これ、遅刻じゃなくて、ズル休みというんではないですか?
Commented by marinegumi at 2014-10-18 21:00
学校の魔法というか、ここまで来ると呪いかもしれませんね。
Commented by marinegumi at 2014-10-18 21:01
雫石さんこんにちは。
そう言っちゃうと身も蓋もありません(笑)
ここは何となく超常現象に巻き込まれた感じで書いています。
by marinegumi | 2014-10-14 10:11 | 掌編小説(新作) | Comments(4)