暖炉 (1枚)

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ぼくは今夜もまた ぼくの絶望を暖炉で燃やしている
孤独なやりきれない思いなら いくらでもぼくには持ち合わせがある
その炎は まるで血のような色で燃えるのだ
ともすれば黒ではないかと見間違う赤い炎だ

そんなぼくの前に美しい少女が現れた
ぼくたちはお互いに孤独で 絶望をそれぞれ抱えていた
ぼくたちは愛し合い 二人から絶望は消え去り 夢と希望が暖炉の薪(まき)になった
夢はオレンジ色に燃え 希望は黄色く燃えた

ぼくたちはその炎を見つめながら震えていた
いつか二人に来るはずの 絶望の予感に怯(おび)えていた




おわり




きのう書いたツイッター小説を少し長くしたものです。
何となく表現が気に入ってしまったので。

この作品をはるさんが朗読の動画にしてくださいました。
こちら→ブログ「ゆっくり生きる」



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Commented by haru123fu at 2015-12-06 21:12
朗読のお願いです。
炎はいつか消えてしまうことを予感させるのでしょうね。
どうぞよろしくお願いします。_(._.)_
Commented by marinegumi at 2015-12-06 22:34
はるさんこんばんは。
朗読よろしくお願いします。
この作品は忙しい仕事の合間に急いでアップしたので、先ほどちょこちょこ修正しました。
この修正版を使ってくださいね。

夢や希望をいつまでも燃やし続ける事が出来ないのが解ってしまったんでしょうね。
Commented by りんさん at 2015-12-09 18:16 x
こんなに短い文なのに、人生を感じますね。
せっかく出会えたふたりなのに、もう絶望が見えてしまうなんて悲しいですね。
いつまでも燃え続ける炎があればいいのに。
Commented by marinegumi at 2015-12-10 21:34
りんさんこんばんは。
ありがとうございます。
これはですね、ツイッター小説で書いたときの

>夢はオレンジ色に燃え 希望は黄色く燃えた

と言うところがなんとなく気に入ってしまって少し書き足したものです。
Commented by haru123fu at 2015-12-25 17:20
海野さんはお元気でしょうか?
「サンタの服はなぜ赤い」を朗読・動画にさせて頂きました。
クリスマスパーティのサイトへUPさせて頂きました。
ありがとうございます。
Commented by marinegumi at 2015-12-26 17:21
はるさんこんにちは。
更新をさぼってばかりで、元気なのかな?なんて思われてしまいますよね。
元気です。
ツイッターでは5本、クリスマステーマの作品を書きましたよ。
小説関連では水面下でいろいろ動きがあるのですよね。
お楽しみに。
by marinegumi | 2015-12-06 17:17 | 掌編小説(新作) | Comments(6)