a0152009_1817446.jpg

ボクはどうして
こんな小さな星に
ひとりぼっちで生まれて来たんだろ
ボクはどうして
こんな小さな町で
ひとりぼっちで暮らしているんだろ

ボクが生まれてから
とても長い時間がたったような気もするし
ほんのこないだだったような気もするし
ボクはもうおじいさんなのかもしれないね
ボクはまだ赤ちゃんなのかもしれないね

ボクはどうして
こんな小さな声で
聞く人もない歌をうたっているんだろ
ボクはどうして
こんな小さな指で
聞く人もないギターを鳴らしているんだろ

ボクのささやかなこの歌は
いつか誰かの心までとどくような気もするし
誰にも意味さえわからないような気もするし
ボクはまだ歌い続けてもいいのかな
ボクはもう歌わなくてもいいのかな

ボクはまだ歌い続けてもいいのかな
ボクはもう歌わなくてもいいのかな






久しぶりに詩を書きました。
「詩」と言うよりも「詞」かもしれません。

ランキング参加してます。
クリックであなたに幸運が(笑)
    ↓
にほんブログ村 小説ブログ 掌編小説へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
[PR]
by marinegumi | 2015-02-07 18:18 | | Comments(2)

思い出は海の中

a0152009_23221254.jpg

わたしがわたしの思い出たちを
ちゃんと思い出している時は
それはわたしの頭の中で
いつもいつも きらきらしている

わたしがわたしの思い出たちを
すこしのあいだかまわないでいたら
うっかり思い出すのを忘れたら
いつのまにか どこかへ行ってしまう

大切だったはずの思い出なのに
思い出そうとしても思い出せない
かけがえのない思い出なのに
もうすっかり残っていない

そんな忘れてしまったわたしの思い出は
きっとあの海に沈んでいるのだと思う
だって海の色は 青い青い思い出の色だから

わたしが忘れた思い出たちは
水底(みなぞこ)深く沈んだり
サンゴ礁に引っかかり
波にのってゆられたり
ずっと海を漂っている

海を漂う思い出たちは
ある日わたしの近くへ流れ着く
その時きっとわたしにはそれがわかる
はっきりとは思い出せないけれど
ただぼんやりその思い出の気持ちを感じる

悲しい思い出が近くなると
わたしはきっと悲しいのだろう
楽しい思い出が近づくと
わたしはきっと楽しいのだろう
なぜか人恋しい時は
恋をした思い出が近いのだ
なぜか懐かしい時は
幼い頃の思い出が近いのだ
a0152009_9143384.jpg







ひさびさに詩を書いてみました。
と言っても前によく詩を書いていた頃に書いて、没にしていた断片を元にして大幅に書きなおしたものです。

ランキング参加してます。
クリックであなたに幸運が(笑)
    ↓
にほんブログ村 小説ブログ 掌編小説へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
[PR]
by marinegumi | 2014-06-17 23:27 | | Comments(0)

今日という世界

a0152009_18331890.jpg

今日という日が終わると 今日という世界も滅びる
それはとても美しい世界だった
美しく愛に満ちた世界だった
でも世界は その陰に悲しみを隠してもいた
ほんのわずかの憎悪も孕んでいた
その憎悪が広がり 世界を蝕み
今こうして滅んで行こうとしている
それはしかたがないこと
世界は滅びなければ新しい世界は始まらない
そう思いながら眠りにつく
悲しみを一人抱きしめて

目が覚めると見知らぬ新しい世界がある
見知らぬ街 見知らぬ人々
わたしはこの世界の言葉を覚えることから始める


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


さてさて、昨日、小説を2つ投稿しました。
一つは郵送で、一つはメールで。
どちらも5枚のショートショートです。
どこに投稿したかは判る人には判るという感じですね(笑)
良い結果が出ればいいのですが。

ランキング参加してます。
クリックであなたに幸運が(笑)
    ↓
にほんブログ村 小説ブログ 掌編小説へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
[PR]
by marinegumi | 2013-03-28 18:40 | | Comments(0)

目の中の海  [ 詩 ]

a0152009_21495464.jpg

  僕の目の中には海がある
  僕の眼の水晶体は海の色だ
  君と一緒に見たあの青い海

  君が戻って来ないとわかった日
  青かった海が真っ暗になるまで
  僕はずっと待ち続けていた
  それから僕は海が嫌いになった

  僕はもう海を見たくなかった
  二度と海へは行かないと誓った
  でも気がつくと海が目の中にあった
  僕の目はすっかり青い海だった



     僕の目の中には海がある
     僕の眼の水晶体は海の色だ
     君がそこにいるはずの青い海

     君はいつでも僕のそばにいる
     目の中の丸ごとの海と一緒に
     そう思い目を閉じれば海が広がる
     たくさんの命と共に君がいる

     僕の目の中の海が荒れる時
     僕はたくさん涙を流す
     あの日の君を思い出しながら
     あの日の声を思い出しながら





暑ーい!
体がだるーい。
「まりん組・黒板係」で絵を描きかけたけど、めんどくさくなってやめました。
絵を描くのはやっぱり根気が要りますね。
そんで、適当に写真を合成してみました。

ランキング参加してます。
クリックであなたに幸運が(笑)
    ↓
にほんブログ村 小説ブログ 掌編小説へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
[PR]
by marinegumi | 2012-07-20 21:58 | | Comments(6)

ガス灯  [ 詩 ]

a0152009_2321147.jpg

暗く冷たい街角に
小さなあかりを灯して歩く
そんな仕事が出来たらいいと
黄昏時のガス灯に
小さな炎を灯して歩く

  暗く冷たい誰かの胸に
  小さな言葉を投げかける
  そんな仕事が出来たらいいと
  暗く沈んだあの子の目にも
  小さな灯りが灯るよう

    暗く冷たい街角に
    そう思いながら立っている
    私の心も冷たく暗い
    小さな灯りを一つだけ
    私が灯せますように





さてさて、そう言うわけで(どういうわけ?)
いよいよ仕事が忙しくなってきました。
毎日汗だくで仕事をこなしています。
当然ぐったり疲れて帰ってくるわけで、そろそろブログの更新、コメントなどが億劫になってくる季節なわけですねー
顔を見せる頻度がぐんと下がると思いますが、よろしくお願いします。
本人はいたって元気に仕事をしておりますので。

そう言うわけで、このくそ暑い季節になると恋しくなる「冬」を感じさせる詩と、合成した画像をアップしてみました。
少女の写真はフリーの素材。ガス灯の写真は著作権のある(笑)写真のごく一部をトリミング。雪は手書きです。

それではみなさんもお体には十分気を付けて夏を乗り切ってください。
まあ、そうは言っても更新出来る時には更新しますので、よろしく。

ランキング参加してます。
クリックであなたに幸運が(笑)
  
  ↓
にほんブログ村 小説ブログ 掌編小説へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
[PR]
by marinegumi | 2012-07-15 23:36 | | Comments(6)

a0152009_19465918.jpg

海の底にあるものは
何億匹ものおさかなの
ひっそりついたため息や
いろんな思いの残りかす
それがどんどん降りつもり
遠くの船にあこがれる


いえいえあれはわたくしの
海に捨てた悲しみが
悲しいままで忘れられ
醜いままで忘れられ
いつしか不思議なひかり持ち
姿を変えた深海魚


いえいえあれはあの人の
叶わぬ夢のかけらたち
孤独な思いのメモ用紙
それぞれビンに詰められて
それぞれラベルが付けられて
ひっそりゆらゆら並んでる





またまた「詩」です。
これは古いホームページの掲示板に書いた記憶があったんですが、その掲示板が行方不明(笑)
今回思い出しながら書きなおしました。

今、小説のアイデアがいつになくたくさんあるのですが、「防音室」みたいにストレートに書けるアイデアではなくて結構いろいろ考えて、時間をかけないと作品にならないような物が多いんです。
それで「詩」でお茶を濁してる感じですね。
そろそろ7月の声を聞くと仕事が忙しくなって、更新回数が激減すると思います。
去年は7月にアップした小説は1本だけ。8月も1本だけでした。
今年もそんな感じになるかもしれませんが、よろしく。

ランキング参加してます。
クリックであなたに幸運が(笑)
 
   ↓
にほんブログ村 小説ブログ 掌編小説へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
[PR]
by marinegumi | 2012-06-28 19:47 | | Comments(12)

音  [ 詩 ]

a0152009_22144826.jpg

ぼくの耳には 聞こえてる
すぐそばで ずっと遠くで
たくさんの あの音が

ぼくの心に 響いてくる
ちいさな声 巨大な叫び
あまりにもたくさんの 悲鳴たち

あれはきっと 非常ベル
ぼくの足元でも 遠い遠い国からも
たくさんの非常ベルが 鳴り響いて来る
今のうちに何かをしないとだめだよと
今のうちなら 間に合うんだよと
数知れないベルが 鳴り響いている

非常ベルは そのうちに
ひとつずつ 鳴りやんで行く

人知れず ひっそりと
鳴りやむ時には 気が付かない

鳴りやんだから もういいと
そう言う訳では 決してない
鳴りやんだから 終わったと
そう言う訳では 決してない

鳴りやんだ時に ひとつの終りが
気づかぬうちに しのびよる
鳴りやんだ時に また終末に
少しだけだが 近くなる
少しだけだが 確実に

鳴り終わる 鳴り終わる
長い時間をかけて 非常ベルは
ひとつづつ 鳴り終わって行く






この詩はTome館長さんの「非常ベル」に触発されて書いたコメントが元になっています。
Tome館長さんの作品には、いつもパクリ…いえいえ、インスパイアされています。
ありがとうございます。

ランキング参加してます。
クリックであなたに幸運が(笑)

    ↓
にほんブログ村 小説ブログ 掌編小説へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
[PR]
by marinegumi | 2012-06-26 22:11 | | Comments(13)

a0152009_1261635.jpg

もしもあなたが亡くなる日が
満月の夜だとすれば
それから後の人生で
満月を見上げる事はないでしょう

もしもあなたが亡くなる日が
雲ひとつない快晴なら
晴れた日には閉じこもり
雨の物語を書くでしょう

もしもあなたが亡くなる日が
しんしん雪の降る日なら
冬の来るのがうとましく
雪の降る日を憎むでしょう

6月6日
金星の太陽面通過の日
その日にあなたが逝くなんて
雨降りしきるあの金星の上
きっとあなたはいらしたのです
太陽の黄金の林檎を手に入れて
通り過ぎて行ったのです

105年後のその日まで
あなたを失くした悲しみに
さいなまれなくても済むように
きっとこの日を選んだのでしょう
そんなにもあなたは優しい人でした
レイモンド・イカロス・ブラッドベリ

a0152009_219642.jpg

ブラッドベリが亡くなった。
心にぽっかり空洞が出来た様な気がします。
ちょうど昨日、彼の未読の本「塵よりよみがえり」を、倉庫から出して来て読みかけた所でした。
なんか予感でもあったのでしょうか。
もっとも多感な少年期に彼の小説に出会った事はとても幸運でした。
僕の半分はブラッドベリで出来ている気がします。
あと半分は手塚治虫でしょうか?
高井信さんのブログでは亡くなったのは6月6日と書かれていたので、こんな詩を書いてみましたが、それは現地時間で、日本時間では6月5日に亡くなられたようですね。
まあ、5日に亡くなって、6日に金星に降り立ち、そして通り過ぎて行かれたという事なのでしょう。




ランキング参加しています。
    ↓
にほんブログ村 小説ブログ 掌編小説へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
[PR]
by marinegumi | 2012-06-08 01:29 | | Comments(8)

想 い  [ 詩 ]

a0152009_1412287.jpg

あなたと別れて気が付きました
わたしたちはお互いに
お互いの事を知りすぎたのだと
恋のはじめはあんなにも
あなたの事が知りたかったはずなのに

あなたの事をなにもかも
わたしの事をなにもかも
知らない方がよかったと
そう言う事なのかもしれません

それではわたしはこれからは
知らない人を愛しましょう
なるべく遠くの町に住む
優しい人に恋しましょう

世界の果てで空を見て
雨に平気で打たれながら
草笛を吹くあの人に
この恋心を届けましょう

地球をはるかに何百光年
離れたところに浮かんでる
あるかどうかわからないその星の
いるかどうかわからないその人に
わたしの想いを届けましょう





この詩らしきものはTome館長さんの「恋文」のコメント欄で自然発生しました。

ランキング参加してます。
クリックであなたに幸運が(笑)

    ↓
にほんブログ村 小説ブログ 掌編小説へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
[PR]
by marinegumi | 2012-06-03 14:14 | | Comments(10)

夜の部屋  [ 詩 ]

a0152009_10551973.jpg

わたしはわたしの部屋の中
しっかり窓を閉じましょう
そしていつも夜のように
カーテンさえも引きましょう

外がどんなに暖かく
どんなにいい天気でも
わたしはいつも夜のように
カーテンを引くのです

醜い物を見なくて済むように
怖い出来事知らずに済むように
まるでいつも夜のように
カーテンを閉じるのです

もうすぐ夜が明ける頃
世界がもぞもぞ蠢く頃
夜明けだけは見ていたく
カーテンのすきまから
そっと覗いているのです




これは昔書いた詩ですが、どこに書いたものかわかりません。
ノートに書いていただけなのか、書いたものも見つからず、思い出しながら再現してみました。
最初はもうちょっと短かったかもしれないですね。

あのころはこういう心境によくなったものです。
ずっと夜だったらいいのに。
ずっと一人で閉じこもっていられたらと。
まあ、今でも時々あります。
まさに今がそれなんですけれどね(笑)
それは突然やってきます。
なんか、短いサイクルのスランプみたいな感じかな。
気まぐれに、顔見せを失礼するかも知れません。


ランキング参加してます。
クリックであなたに幸運が(笑)
    ↓
にほんブログ村 小説ブログ 掌編小説へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
[PR]
by marinegumi | 2012-04-17 11:21 | | Comments(4)