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偕成社のサイトで連載されている、高井信さんの『小学生のためのショートショート講座 第9回「日本のショートショート作家たち』です。
イラストは、僕が描かせていただいています。



偕成社ホームページ「ウエブ連載」のページ
『小学生のためのショートショート講座』記事一覧
第9回 日本のショートショート作家たち

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by marinegumi | 2015-04-22 11:17 | 写真や お絵かき | Comments(0)

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お腹がいっぱいになって野原で気持ちよく眠っているところをお母さんヤギに襲われた。
目が血走ったお母さんヤギはいきなりハサミを取り出して、私のお腹を切り裂いてしまったのだ。
お腹からはさっき食べたばかりの大量のスパゲッティーナポリタンが出て来た。
小山になってほんわか湯気が立ち昇っている。
それを見ると山羊のお母さんはどっと汗をかいた。
「すみません!てっきり子ヤギたちが食べられてしまったのかと思って」
おどおどしている。
「すみません、すみません。わたしったら大変なことを……」
お母さんヤギはスパゲッティーナポリタンを私のお腹に詰め込むと針と糸できれいに縫ってくれた。

その日、お母さんヤギがお使いから家に帰った時、子ヤギたちはかくれんぼをしていたらしい。
鬼の役だったはずの一番下の子ヤギが時計の中で眠ってしまい、みんなは隠れていたので誰もいないように勘違いしたのだという。

あくる日、そのヤギの一家に食事に招待された。
一度は断ったのだけれど、お詫びのしるしにどうしてもと言う。
七匹の子ヤギたちと一緒に食卓を囲んだ。
出て来たのはミルクとワラと野菜ばかり。
まずかった。
そして量もとても少なかった。
だんだんと子ヤギたちがおいしそうなラムステーキに見えてきて困ってしまった。

私が、お母さんヤギの留守の間に彼ら子ヤギを襲うと言う計画を練り始めたのはそんなことがあってからだった。




おわり




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by marinegumi | 2015-04-19 16:28 | 掌編小説(新作) | Comments(6)

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お姫様は森をさまよっていました。
なぜ自分がこんな深い森の中にいるのか、いくら考えてもわからないのです。
王子様と一緒に来たような気もしましたが、それも定かではありません。
何もわからないまま森の中をただ歩いているのでした。
その時風が吹きました。

お姫様は森をさまよっていました。
いくら考えてもどうやってこんな森へやって来たのか思い出せません。
王子様の白馬に乗せてもらってやって来たような気もします。
でも、それも違うかもしれません。
何もわからないままでさまよい続けています。
その時風が吹きました。

お姫様は森をさまよっていました。
こんな森の中になぜ自分が一人ぼっちで居るのかが不思議でした。
王子様に誘われてピクニックに来たのでしょうか?
だとすればその王子様はどこに行ったのでしょう。
何もわからないままあっちへ行ったりこっちへ来たり。
その時一段と強い風が吹きました。

お姫様は森を出たところにある大きな建物の開いた窓に飛び込みました。
「あら?なんていう不思議な事でしょう」
そこにいた女の人はお姫様を拾い上げると、本棚の童話の本を取り出して開きました。
「誰かが破いてしまった童話の本の1ページが風に乗って帰って来るなんて」

テープでちゃんとその本が修復されると、主人公のお姫様は全てを思い出しました。




おわり




はるさんがこの作品を映像とともに朗読してくださっています。



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by marinegumi | 2015-04-05 15:48 | 掌編小説(新作) | Comments(6)