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偕成社のサイトで連載されている、高井信さんの「小学生のためのショートショート講座 第16回『ダジャレだってアイデアになる』」です。
イラストは、僕が描かせていただいています。


『小学生のためのショートショート講座』記事一覧
第16回『ダジャレだってアイデアになる』

大好きな落語をネタにしています。
「勘亭流」のフォントを使っていますが、実際は「寄席文字」を使いたかったところです。
「寄席文字」は「勘亭流」と似た印象ですが、比べてみるとはっきりと違いますね。
あと、相撲の番付の「相撲字」とか「江戸文字」とか、似ているようでそれぞれ違いますね。
「寄席文字」のフォントは結構高くて、購入までするのはちょっと……
それで「勘亭流」で代用です。

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by marinegumi | 2015-11-27 23:30 | 写真や お絵かき | Comments(2)

冬の図書館 (3枚)

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きんと冷え切った冬の空気の中を歩いている。
でもちっとも寒くはない。
ボクの吐く息が白くけぶることもない。

うっすら霜の降りたメタセコイアの林の小道を抜けるとレンガ造りの図書館がある。
鬱蒼とした木々に囲まれてまだ眠っているように見える冬の図書館だ。

玄関を抜け、薄暗い廊下を歩き、貸出しカウンターの中に入る。
上にある小さな照明を点ける。
この図書館にボクが最初に明かりを灯すのだ。
そしてしばらくカウンターの向こうの書架を眺める。
世界のありとあらゆる事象が記された、たくさんのたくさんの本が納まっている。
そう考えるとボクはいつもわくわくする。
そう。
ボクはこの図書館の司書になるのが夢だった。
そのためにはどんな勉強をすればいいのか調べたり、先生に聞いたりもした。

「司書の資格を取るのは簡単です」
と、先生は言った。
「でも、資格があっても司書になれるとは限りません」
と、先生は続けた。
「司書の仕事はあまり募集がないからなんです。でもきっとあなたならなれると思いますよ」

その先生の目を今でも覚えている。
その目は本当にボクを信じてくれている目だと思った。

先生、ごめんね。

ガチャガチャと玄関のドアのカギを開ける音がした。
そして廊下を歩く足音。
黒い鞄を持って、メガネをかけた女の人が入って来る。
事務所から貸し出しカウンターの方を見て不思議そうな顔をする。
前の日、確かに消したはずの照明が一つだけ点いているからだ。
ボクは女の人に手を振る。
でも気づいてもらえない。
女の人はボクの同級生で、むかし一緒に図書係をしたことがある。

ごめんね、ゆうみ。
ボクはずっと最初の明かりを点けに来てもいいだろ?




おわり



この作品は、今日書いたツイッター小説を長くしたものです。
140文字に満たない小説でも、生まれながらにして広がりを持っているものがあります。
無理やり書きのばさなくても、自然にストーリーになるんですね。

この作品をはるさんが朗読の動画にしてくださいました。
こちら→ブログ「ゆっくり生きる」



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by marinegumi | 2015-11-22 21:56 | 掌編小説(新作) | Comments(4)