私は電話を待っていた (ツイッター小説) 37~39

その37
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私は電話を待っていた。
車のフロントガラスの向こうには、どこまでも青く澄み渡った空が見えている。
一羽の小鳥が落ちるように飛んだ時、待ちに待っていた電話が鳴りはじめた。
携帯の画面にはあなたの名前が見える。
もうボタンを押す力さえ残っていなかった。
嫌われたと思った私は薬を飲んだ所だった。




その38
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私は電話を待っていた。
だがいくら待ってもかかって来ない。
宇宙船はエンジン不調で、レスキュー艇から電話が入るはずだった。
もう一度連絡してみようと受話器に手を伸ばして気がついた。
無重力なので受話器がわずかに浮き上がっていた。
これでは話中になる。

誰だ。
宇宙船に黒電話を取り付けた馬鹿は。




その39
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私は電話を待っていた。
初めての外国旅行で泊ったホテルの部屋。
壁には街角の電話ボックスの絵が飾ってある。
絵の中では一人の男性がこっちに背中を向けて電話をかけていた。
私は夜中に目覚め、部屋の中にある電話を見つめ恐怖に震えながら待っていた。
あの絵の中の男から電話かかかって来る気がした。




あまり詳しくないパソコンと、ここのところ格闘しています。
調子が悪くなって来たので、リカバリをして、再セットアップ。
画像のソフトや音楽のソフトが結構いろいろ入っていますからね。
そこら辺はまだまだです。
ツイッター小説も在庫が底をつきそうになって来るわ、レコーダーはHDDの残量が心細くなるわで、早く終わらせたいんですけどねー

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Commented by ヴァッキーノ at 2011-04-20 15:07 x
3番目のお話なんて、とってもシビレますね。
絵の中の電話。
なんか不安でいいですねえ。
どれも、死をイメージさせる上質なしりあがり、いえ仕上がり。
文学的な昇華でしょうか?
Commented by りんさん at 2011-04-20 18:27 x
今回はどれも違う雰囲気の話ですね。
その38は、笑っちゃいますね。
宇宙船に黒電話。
かけた方も「まだ話し中だよ」とか言ってるんでしょうかね。コントみたいで面白いですね。
Commented by haru123fu at 2011-04-20 23:57
ごめんなさいです。じゃまをしていたのは私です。(/ω\)
Commented by marinegumi at 2011-04-21 23:02
ヴァッキーノさんこんにちは。
「絵の中の電話」いいすか?
なんかツイッター小説ばかり書いてると、これまで書いてきたような短編が書けなくなるのではと言う心配をしています(笑)
今度書く短編は、この作品を元にして書いてみようかなと、ふと思いました。

>文学的な昇華でしょうか?
しゃれ言ってます?(笑)
なかなかそこまでは行きませんが、短いだけに完成度を高くというのは最近考えてますよ。
Commented by marinegumi at 2011-04-21 23:09
りんさん今晩は。
38のアイデアは、短いからなんとか小説になっていますが、長くするとおバカ映画の一部にしかなりませんね。
ほぼツイッターで書いた順番でアップしているので、いろいろ統一感がない場合もあります。
Commented by marinegumi at 2011-04-21 23:11
haruさんこんばんは。
>じゃまをしていたのは私です
知ってます(笑)
また来てね。
あれからリカバリしたパソコンで画像を細工しようとしたらエラーになっちゃって。
アップできたのが3時ごろだったかな?
by marinegumi | 2011-04-19 22:41 | ツィッター小説 | Comments(6)