扉が開いた (ツイッター小説) 7~9

その7
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扉が開いた。
私はノブを回しただけだったけど、扉は内側から強い力で押されていたので勢いよく開いた。
中から光の塊が飛び出し、空へと昇って行く。
それを見ながら私は森の中を走った。

走り続け、もう一つのドアを見つけた。
ノブを回すと、その扉からも光が勢いよく伸びて空高くで繋がり、虹を作った。




その8
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扉が開いた。
幼い頃、初めて手に入れた絵本の中の古い洋館が好きだった。
ずっと大事にしていた絵本だ。
久しぶりに開いてみて思い出した。
その家の扉が見るたびに少しづつ開いていたのを、幼い私は不思議に思ってなかった。
今見ると扉は完全に開いていた。

私の死神が出て来たのだとベッドの上で悟った。




その9
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扉が開いた。
それは冬を過ごしている私達とは季節が反対の、時間を超えた夏への扉だった。
扉はかなり標高の高い場所に開いたらしく気圧の差のために激しい突風が生じ、それによって扉が破壊されて吹き飛んでしまった。
閉じる事が出来なくなったわけだ。

地球には壊滅的な異常気象がやがて起きるだろう。




「その8」は掌編小説絵本の扉のもとになった物です。
このついのべを書いたその日に「絵本の扉」を書いて、先にブログにアップしました。

ところで、ついさっきツイッターで書いたツイッター小説が記念すべき100本目でした。
「死神にあと5分で死ぬと告げられた」「私は電話を待っていた」「扉が開いた」と、それ以前の単発物も入れてです。

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Commented by ヴァッキーノ at 2011-05-08 09:02 x
やっぱ8がいいですね。
というより、虹作りの7があって、8だからオチに衝撃があるんですかね。
こうして作品をコレクションみたいに並べるって壮観です。
Commented by haru123fu at 2011-05-08 15:58
扉が開いた。そこには人が立っていた。「こんにちは」と言うと、「こんにちは」と返してくれた。
一人ぼっちだった私に沢山の扉が開いた。そして、
私はもう一人ぼっちではなくなっていた。なんちゃって~(笑)
100話、お疲れ様でした。もっともっと書いて下さい。
いつも楽しみにしています。楽しい仲間がポポポポ~ンです^^
Commented by marinegumi at 2011-05-08 20:57
ヴァッキーノさんおはようございます。
なるほどねー
ここにアップする順番は、ツイッターで書いた順番通りなんです。
こういう風に並べたら効果が…なんてことは考えてないんですが、それなりに恰好がついているという事なんでしょうね。
Commented by marinegumi at 2011-05-08 21:10
haruさんこんにちは。
素敵なプレゼント、どうもありがとうございました。
今日の夕方に仕事中に書いたついのべが100本目だったようです。
夜中に書いたときに、99本目を書いて投稿して、おかしなところをちょっと直して投稿して、先に投稿したのを削除したんですよね。
その削除したものもカウントされてたみたいで、まだ99本だったんです。
でもまあ、今はちゃんと100本になっています。

扉が開いた。人が立っていた。「こんにちは」と言うと「こんにちは」と返してくれた。一人ぼっちだった私に沢山の扉が開いた。そして気がつくと私はもう一人ぼっちではなくなっていた。扉が閉じた。もう「こんにちは」が聞こえなくなった。扉はみんな閉じてしまった。でも今度は私が扉を開けに行こう。

ぴったり140文字。
最近え?と思うほどぴったりで終わる事が多いです。
Commented by haru123fu at 2011-05-09 19:42
1001話目ですね。(笑)
やっぱり、海野さん凄い。140字の神様です。
Commented by marinegumi at 2011-05-09 23:47
haruさんこんばんは。
ええ~!?
いつの間に僕は1000本も書いてたんだろか(笑)
かわいらしいタイピングミスね。

ついのべ「140文字の神様」

僕がついのべを書くと、一発書きでいつもぴったり140文字に収まる。それはもう自分でも信じられないほどだ。毎日のように140文字の小説を書いていたのだから慣れたというわけだろうけれど、それにしても最近では、あまりにもぴったり収まるので気味が悪いぐらいだ。ほら、これもぴったり140文

収まってねーじゃん(笑)
by marinegumi | 2011-05-07 22:22 | ツィッター小説 | Comments(6)