扉が開いた (ツイッター小説) 28~30

その28
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扉が開いた。
今度はどこへ通じていると思う?
目の前の扉はいろんな場所に開かれる。
それは森の中だったり、高原や砂浜、街の中だったりする。
それは僕が想像した通りの場所になる。
今その扉は深海に通じている。

そう思った瞬間、扉は壊れ海水が襲って来た。
水圧と言うものを僕はまだ知らなかったんだ。




その29
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扉が開いた。
お通夜も終わりの時間にやって来たのは母親をこんな目に合わせたあいつだ。
私だけが知っている。
あいつは挨拶を済ませ母親の棺の横に立った。
「顔はきれいです。見てやって下さい」と兄が言う。
小窓の扉を開けた時、あいつは悲鳴を上げて倒れた。

私は母の顔に般若の面を被せておいたのだ。




その30
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扉が開いた。驚いてすぐに閉めた。
その中に巨大な女の人の顔が見えたんだ。
気のせいだと思う事にした。
ここはリフォームの展示場だ。色んな扉の見本もある。
玄関扉のカタログをパラパラとめくっているとさっきの扉と同じ扉があった。
それがゆっくりと開いた。
女の人が顔を出し、私を見て目を丸くした。




「その29」は上原美優ちゃんが亡くなった時に、ニュースを見たり、それに関するツイートを悲しい気持ちで見ていると出来てしまったお話です。

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Commented by haru123fu at 2011-06-01 21:28
私の目の前の扉が開いていた。
あれっ!どうしたのかな?と思って、中を覗いて見た。
あああ、海野さんが倒れている。「嵐の後の静けさ」
みたいな、そんな雰囲気で辺りは水浸し。
なぜか海野さんは、ベショベショに濡れていた。

「海野さ~ん!」呼びかけたが返事がない。
しかたなく、私は足を踏み入れてみた。

恐る恐る近づいて、人差し指でつついてみた。
「ううっ~」と、海野さんのうめき声がした。
あら、生きてるじゃん。良かった、良かった。

とっても安心して私は、家に帰った。
ビールを飲みながら、たったいま思った「救急車呼んだ方がよかったのかなあ?」と。( ̄ヘ ̄)フゥゥ~?!
Commented by 矢菱虎犇 at 2011-06-01 22:11 x
その28 想像どおりになる扉が想像を超えちゃいましたぁ~。
その29 そりゃ親戚のお爺さんが知らずに見たらヤバイっす。
その30 その顔がデカイ女が向こうにいる玄関扉、買ったぁ!
Commented by ヴァッキーノ at 2011-06-01 23:12 x
今日、久々に映画館に映画を観に行ってきたんです。
「アジャストメント」
運命操作局員が人間の運命を操作する話。
そこに、ドアをあけて、まったく別の場所へ移動できる
どこでもドアみたいなシーンが何度もとうじょうしてくるんですけど、
そのたびに、海野さんのついのべを思い出していました。
ドア=海野さん
って感じで。
Commented by りんさん at 2011-06-01 23:20 x
その30が好きです。
これ、どんどん繰り返していくのかな。
そしてこの男女は決して会うことはないんですね。
Commented by marinegumi at 2011-06-02 00:45
haruさんこんばんは。
「人のブログのコメント欄小説」のお株を奪われちゃった感。
それはちょっと喪失感に似ている。

あのさー、人間生きてるだけでいいと思えばそれはそれでいいんだけどさ、生きてるだけではだめな場合もあるのね。
まあ、不幸中の幸いで何とか命は取り留めました。
つついたのが人差指で良かったです。
靴のままの足でなくて。

小説とはいえこのイライラ感は何でしょう(笑)
Commented by marinegumi at 2011-06-02 00:50
矢菱さんこんばんは。
その28 この子は宇宙空間に開くと危険だという知識はあるんだけれど、水圧までは理解してなかったんですね。
その29 もうお通夜が終わるころにあいつがやってきたのを見て、お面をそっと被せたのであります。
その30 その扉の中にはいるとカタログのドアから出ちゃいますね。体が小さくなってるでしょう。
Commented by marinegumi at 2011-06-02 00:58
ヴァッキーノさんこんばんは。
「アジャストメント」はどこかのブログで話題になっているようですね。
そういう映画なら見てみたいですね。
なんか、いちいち僕のついのべを思い出させてしまって映画を楽しむ邪魔になったかもしれませんね。

ふと新しいペンネームが浮かびました。
「海野とびら」
Commented by marinegumi at 2011-06-02 01:05
りんさんこんばんは。
あ、そう言えば「私」は男でもよかったんですね。
なんとなく女の人の感じで書いていました。

展示場にあるドアと、カタログの中の同じドアが繋がってる感じなので、カタログの中のドアが開いてそこから見ている人はリアルタイムで展示場のドアを覗いているはずです。
Commented by haru123fu at 2011-06-02 09:21
>生きてるだけではだめな場合もあるのね。
( ̄ヘ ̄)フゥゥ~?!確かにおっしゃるとおり(ノ_-。)ハンセイ!
「海野とびら」さん、ごめんなさいですです。

足でなどと、とんでもないです。本当です。
私の人差し指を信じて下さい。(o^-^o)ネッ。
Commented by marinegumi at 2011-06-02 21:10
海野でんわ
海野とびら
今度は何で行きましょう?
Commented by haru123fu at 2011-06-02 23:44
今度は……あの~、その~、今度は海野さんに詩を書いてもらいたいな!
へへへっ!詩になんの興味も無かった私が、ちょっと気になりだした分野です。

いつも、言いたい放題でスミマセンです。
Commented by marinegumi at 2011-06-04 01:03
ツィッター小説、「ついのべ」ならぬ、ツイッター詩、「ついぽえ」ですね。
新しい!
と思って検索してみると、すでにありました。
http://higeg70.blog39.fc2.com/
「癒しの詩をあなたに ツイッターポエム」
僕なんかが書くよりも、ここを読ませてもらった方がいいような気がしますよ。

ツイッターで、#twpoemで検索するとどんどん出て来ますね。

by marinegumi | 2011-06-01 20:14 | ツィッター小説 | Comments(12)