扉が開いた (ツイッター小説) 37~39

その37
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扉が開いた。
天国からの扉は夢の中に開くのだろうか。
優しく強かった父がその扉から現れた。
夢の中だと気が付いていたが、いつかそれさえ忘れて話し込んでいた。

その時、開いた扉からあらゆる悪夢が飛び出そうとした。
父は悪夢と戦いながら扉の向こうに消えた。

それ以来父には会えなくなってしまった。




その38
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扉が開いた。
そんな気がしたんだ。
私はその日の彼との約束をすっぽかした。
電話にも出なかった。
嫌いになったわけじゃなく何となくそうしたかったんだ。
そりゃ彼は怒ったよ。
今まで喧嘩した事なかったんだけど。
その事があってから私達はほんとの恋人になれた気がしたんだ。
扉が一つ開いたって感じね。




その39
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扉が開いた。
それを見て新しいなぞなぞを思いついた。
「自動扉じゃないし、誰かが開けたわけでもない。
もちろん自分でも開けないし。
風が吹いたわけでもない。
でも閉じていた扉が目の前で開いた。
なーぜだ?」

答えは地震で家が傾いた。
なんて事考えてる場合じゃないんだよね。
どうするんだよ?この家。



ツイッター上では、この「扉が開いた」も、あと3本で50本になります。
ここに来て、書く本数はだんだん少なくなってはいますが、内容的には濃い作品が書けている気がしますね。
ちゃんとしたお話になっていると言うか、ショートショートに書きなおししても耐えられるアイデアの作品と言うかね。

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by marinegumi | 2011-06-12 01:24 | ツィッター小説 | Comments(2)

Commented by ヴァッキーノ at 2011-06-14 22:47 x
とうとうクイズまで登場の
ツイノベ!

今回は、いろんなパターンがあって
切り替えが早い感じがしたんですけど
同じ140文字なんですもんね。

不思議ですね。
長かったり、短かったりする感覚。
なんでだか分析できたら、今後の創作活動に
役に立つかもしれないですね。
Commented by marinegumi at 2011-06-15 00:55
ヴァッキーノさんこんばんは。
同じ140文字なのに、長いと感じたり短いと感じたりと言うのはありますね。
たぶん、長いと感じる物は、その作品にストーリーがあって、書くときに短く短くそぎ落としながら140文字にしたものだと思いますね。
ちょっとしたスケッチとか、詩みたいなものは140文字で完結していて、それ以上でも以下でもない。
短く感じるのはそんなものかな。